鬼怒川小学校の2種目だけの運動会。深夜のテント張りに住民参加の大運動会

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夏休みが終わると運動会シーズン。小学校、中学校、高校。幼稚園に保育園と毎週に渡り、万国旗がなびく校庭を目にします。

そして週末になると歓声とともに大きな拍手。まだまだ残暑厳しい中で汗を流し、顔を真っ赤にしながら頑張るお子さんの姿はどの世代の子を持つ親でも涙するものです。

しかし運動会開催時期、やはり暑さでトラブルが多いのも事実。今回、栃木県の鬼怒川小学校で925()に開催された運動会では、児童の父親が競技終了のタイミングに体を倒しました。

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鬼怒川小学校大運動会で児童の父親が救急搬送

925()に開催された鬼怒川小学校の運動会で20種目中18種目目に行われた保護者競技「大玉おくり」に参加した父親が競技が終わり、退場のタイミングで意識を失い倒れました。

鬼怒川小学校は全校生徒92人、決して大きな学校ではありません。保護者競技も運動会の目玉競技だったはずです。

児童と保護者が一丸となって運動会を盛り上げる鬼怒川小学校、そこで競技が終わり残り2種目を残したこのタイミングに一人の保護者が倒れます。

会場にいた看護師資格を持つ、大島由子さんと養護教諭ら数人が駆け寄り、素早く会場外に運び出し救命措置を行います。

倒れた男性の様子からすぐに心筋梗塞を疑い、備え付けのAEDで心臓に電気ショックを送り救急車の到着を待ちました。

この早期の救助が男性の命だけでなく、後遺症のリスクを減らしたと言われており、男性は細い血管が詰まっていたものの後遺症を残すことはなかったと言われています。

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残り2種目、運動会の最大イベントを残し運動会中止

児童の父親が救急車で運ばれる事態に、命にかかわる重大なこと、運動会の中止と父親の無事を願おうと残り2種目を残し、今年の鬼怒川小学校の運動会は閉会します。

児童、教諭で運動会の後片付けを済ませ、児童は帰宅。教諭は父親の安否を願い職員室で待機している時、夕方児童の父親からの一本の電話が入ります。

自身の無事を伝えると気がかりになっていた運動会について聞くと、男性が倒れた後の競技ができていないことを知ります。

児童の父親は来春卒業の子供たちのためにもなんとか残り2種目の開催を祈願。その気持ちを理解し、そして残り2種目で最も活躍する最上級生の思い出のために、なんと2日続けての鬼怒川小学校の運動会が再開されます。

一度は片付けたテントや看板は夜通しかけて職員が設営。万国旗については専門技術が必要なため、諦めました。

万国旗が早々に飾られるのはすぐに設営できるものではないからです。

しかし殺風景になった校庭を後にして帰宅した生徒たちにとっては、また同じ光景を目にすることができるのだから、万国旗は仕方ないことでしょう。

無事に設営を終え、いよいよ翌日を迎えます。最後の残り2種目、特に最上級生にとっては一番の見せ場です。

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2種目開催の鬼怒川小学校の異例の大運動会

926()、一度は中止になった運動会の最大イベント開催の日です。

なんとそこにはあの諦めていた万国旗が揺れています。なんと校長先生の依頼で専門職の住人が万国旗の設営を行なったようです。

自分のせいでどこか後悔と申し訳なさを感じている児童の父親にとっても救われる思いでしょう。

そして残り2種目、鬼怒川小学校の運動会のプログラムには「決戦!たかはら山」と、「紅白リレー」の2つの競技があります。

児童一丸となり大盛り上がり間違いなしの競技、さらには翌日にも関わらず、前日と変わらぬ200人ものの地域の人たち。

今日もまさに運動会当日と言わんばかりのムード、雰囲気に囲まれて校長先生は背中を震わせながら、

「こんなに集まってくれた保護者の方は日本一のお父さん、お母さんだ。君たちは何も心配することはない。残りの2種目。全力で立ち向かって下さい」

と開会の挨拶で2種目だけの運動会の幕が開きました。

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まとめ

運動会、子どもにとっては親に頑張っている姿を見せる日。親にとっては我が子の成長に涙する日。でもいつどんなトラブルが起こるかわからない日。

そんな日をこんなたくさんの感情を抱かせる日にしたのも児童、教諭、地域住民、父、母みんなの愛が大きかったからでしょう。

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