組み体操中止、市長の声かけを無視。怪我人続出!骨折、脱臼を負う。

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運動会シーズンになるとトラブルも増えます。特に熱中症は深刻な問題になっています。

しかし熱中症だけでなく、体を全力で動かす運動会は転倒による怪我や、競技を行うことで怪我のリスクが高まる問題もあります。

その一つが年々、開催を辞める学校も増えている組み体操です。

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神戸市教育委員会が発表した組み体操になる怪我した児童と内容

今年、神戸市教育委員会は運動会に向けての練習中に組み体操が原因で怪我をした児童が51人いたことを発表しています。

怪我の内容もさまざまです。捻挫や打撲だけでなく脱臼や骨折を負った児童もいます。

運動会の名物とも言える組み体操とはいえ、このようにけが人が増える競技は中止を考える必要もあります。骨折となれば本番当日に運動会に参加できないことにもなりかねませんからね。

そこで久元市長は異例とも言える行動に出ます。

組み体操によるけが人の実態を知り、久元市長は神戸市教育委員会に各学校の組み体操演目中止を促します。

しかし演目の取りやめを行う学校は少なく、次第に組み体操による児童の怪我の件数は増えます。

さらに久元市長は「辞める勇気を持ってください」とツイッターでツイートします。

久元市長のこのツイートに児童の親は賛同するのは当然です。

我が子が怪我をするかもしれない競技を当然のように演目のひとつとして加えて欲しくないですからね。

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神戸市教育委員会の考えと、今後の対策

久元市長の演目中止に対して、神戸市教育委員会は「一体感や達成感が得られる演目だ」として演目中止ではなく継続を決めました。

たしかに運動会を盛り上げる演目の一つでもあります。

児童が力を合わせて演舞することで涙する親もいますし、児童同士も達成感を感じられる競技です。

しかし、その演目も近年けが人が出ているというのは事実。その数字も決して少ないとは言えません。

運動会中の怪我はたしかに予防すべきことですが、児童もそれなりに怪我に対して予防線を張っています。運動会終了時にけが人を一人も出すことなく幕を閉じる学校も多くあります。

でも、今年の練習中でのけが人の数は51人。演目中止を続行すべき数字であることは誰もが考えます。

そして運動会閉会で、神戸市教育委員会は「来年度以降は中止を含めて検討したい」と発表しました。

組み体操による児童の怪我の実態

8月末から105日まで、運動会練習を含め組み体操によるけが人は51人。

打撲が16人、捻挫が10人、脱臼は1人、そして骨折を負った児童は6人です。

さらに神戸市内では昨年度までの3年間に123件の骨折事故が起きています。

少しでも児童の怪我のリスクをなくすためにと久元市長は今年、神戸市教育委員会への声かけを徹底しました。

なかなか現場に声が届かないことでツイッターで呼びかけました。組み体操を自主的に中止した学校は20校。以外の学校では続行されたのが現状です。

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時代の変化に合わせて臨機応変に対応しないと様々なリスクが高まる

今回の「組み体操中止」に対して、ひと世代前を過ごしている人にとっては「なぜ?」という疑問が多いことも分かります。

当たり前に体を張って、演技をみんなで表現することが運動会であり、児童自身もそんな日を楽しみにしていましたからね。

しかし時代の変化というのは、当たり前だったことも当たり前に中止を考えないといけなくなることもあるのです。

現代の若者は自信のない世代

ゆとり世代という言葉が、近年さとり世代と言われていることはご存知でしょうか?

裸足で走り回り、遊びは常に外。帽子なんて被らずにただひたすら川遊び、山遊び、虫取りに泥遊び。親は泥まみれの服を洗う仕事が増え、でも手洗いが当たり前。

子どもは子どもで自由に外を出回っていた世代。

それなりに運動神経も高まりますし、遊びの延長の中で難易度の高い演目が運動会の競技の一つにありました。

しかし現代、ゆとり世代と言われる世代を過ごした子供たちが運動会の主役として立っています。

親の送り迎えは当たり前。日本も治安が悪くなってますからね

そして帰宅後は室内の遊びが増えます。ゲームにYouTubeに、子どもにとっての楽しみは室内にあります。

体を動かす時間も減りました。筋力低下もその時代の背景にあります。

そこで昔ながらの演目は難しくなります。体力的な問題、モチベーションの問題、さまざまな問題が重なります。

「自身を待てない」いまの現代人の問題

食事は昔と違って当たり前に食べられる時代。

食事による栄養不足に関しては問題ではありませんが、ゆとり世代と言われる世代が過ぎると、「ゆとり」この言葉に対して馬鹿にされていると感じた若者は自信をなくしています。

「ゆとり世代だから」、「甘い蜜を吸っている」、「なんでも思い通り」このように世間から見られていることに、次第に自信をなくしているのが現代人です。

そんな中で難易度の高い、みんなで一つになって演技する組み体操に対してのモチベーションを高めて取り組める児童は減っています。

特に注意力を高めて練習しないと怪我のリスクを高める競技、体力点な問題に加え、取り組む児童のモチベーション低下も怪我のリスクを高めている原因です。

こうした背景から、当たり前にできると容易に考え組み体操の続行を決めたことがけが人を増やした要因でもあります。

組み体操くらいみんなで力を合わせて取り組めば続行してもいいのではないか?

そんな世代ではなくなっていることも、正しい判断を下すためには必要な材料であることを考えないといけなくなっているのです。

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まとめ

運動会閉会と同時に、来年度への対策案が上がった神戸市教育委員会。

今回、ピックアップされたのは神戸市長の呼びかけが発端でした。ですが、神戸市以外でも同様の問題は多数あります。

時代と、その世代を生きる子どもたちに合わせて臨機応変に即座に対応する必要性を考えさせられた事例であり、神戸市長の呼びかけに大きな意味があったと改めて感じるニュースでした。

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